1881年の皇帝暗殺は成功したものの、結局革命は起こすことはできず、
ナロードニキ運動は静かに終焉を迎えます。
そしてこの頃―1890年代になると、ようやくロシアにマルクス主義が広まったのでした。
「プレハーノフ」はナロードニキ運動に参加していた人物で、亡命先でマルクス主義を知り、
学び、それをロシアに持ち帰ったことで有名な人物です。
(ちなみに…彼に対するテルの呼び方が荒っぽいのは、プレハーノフはテロ(暴力)に反対していたからです)
さて、漫画でもマルクが預言者みたいに言っていますが、
ナロードニキ運動は失敗したものの、その後の革命運動に強い影響を与えたと現在では評価されています。
(高校世界史でも習うことからも、重大であったと思います)
(人民主義、赤色テロル、マルクス主義 2016/2)