ロマノフ朝 (ロマノヴィ/Романовы)
愛 称:ディナス (Динас)*
誕 生:1613年2月21日(ロマノフ王朝の開祖)
性 別:男 | 見た目年齢:30代半ば |身 長:198cm

ミハイル・ロマノフを始祖とする王朝。 エカチェリーナ2世の時代にツァリーズム(専制支配)が確立。 デカブリストの乱以降、革命に対抗するための妥協策として自由主義改革やを行うこともあったが、事実上の変化はほぼなかったり、反動を起こしたりし、ツァリーズムを突き通した。 革命運動に対しては白色テロルをもって、容赦なく弾圧した。

「革命か妥協のための改革か、それ以外にはどうしようもないのか?」

*Династия(王朝)から命名。ロシア語の本来の発音的には「ジナス」が近い。

ツァリーズム (Царизм)
愛 称:ツァリー (Цари)
誕 生:1547年1月16日(イヴァン4世の戴冠式の日)
性 別:男 | 見た目年齢:20代後半 | 身 長:179cm

「ツァーリ」とは、イヴァン4世以来正式に使われるようになったロシア皇帝の名称。 「ツァリーズム」とは、ツァーリの強力な統治(専制支配)を表す語。 ツァリーズムはエカチェリーナ2世の時代に完成したと言われ、 以後ロマノフ朝が滅びるまでこの体制は維持された。

「広大なロシアを治めるには、私の力が必要なのだ。そうだろうディナス?」

テロリズム (Терроризм)/白色テロル (Белый террор)
愛 称:ベート(Бет)
誕 生:18世紀末
性 別:男 | 見た目年齢:20歳前後 | 身 長:162cm

テロルと言う語源自体はフランスのジャコバン派から生まれた。 白色と付くときは、革命家に対する国家側のテロリズムを指す。 ロシアでは、ツァーリの名のもとに政府は多くの革命家を政治犯として逮捕し、 残酷な扱いをした。女性だろうが未成年だろうが容赦はなかった。 白色テロルにより、ロシアの革命運動は一時衰退期を迎えたが、結局革命は抑えることは不可能であった。

「白色をもって、粛清しましょう。」

スラブ主義 (スラヴャノフィーリストヴォ/Славянофильство)
愛 称:スラー(Сла)
誕 生:1830年代
性 別:女 | 見た目年齢:20代半ば | 身 長:155cm

思想家チャアダーエフの「哲学書簡」に対して生まれた、ロシアにおけるスラブ主義(スラブ派)。 その論文の解釈について、40〜50年代の間、西欧主義と論争をした。 ロシアに古来から既存している農村共同体"ミール"こそが、 すでにロシアの社会主義体制の一角であると信じており、 ロシアの社会主義発展には西欧の思想や知識は不必要だと考える。

「あの方たちのことは、私達には関係ない。歴史も現状も全然違うじゃない?」

西欧主義 (ザーパドニチェストヴォ/Западничество)
愛 称:ザープ(Зап)
誕 生:1830年代
性 別:男 | 見た目年齢:20代半ば | 身 長:177cm

思想家チャアダーエフの「哲学書簡」に対して生まれた、ロシアにおける西欧主義。 その論文の解釈について、40〜50年代の間、スラブ主義と論争をした。 単に西欧に習うのではなく、後進国ロシアは西欧の思想と知識を"参考"にした上で、 独特の発展を遂げるべきであると考える。 すぐ後の人民主義、ナロードニキ運動を行った多くの革命家は、西欧主義を掲げていた。

「後進国である"優位性"を使わないなど、そんな愚かな話があるものか!」

自由主義 (リビラリーズム/Либерализм)
愛 称:リビ(Либе)
誕 生:18世紀
性 別:男 | 見た目年齢:20代半ば | 身 長:172cm

社会主義とは別に「専制」を廃することを目指し、民主的な政治を目標とする。ロシアではアレクサンドル2世の改革後、ゼムストヴォ(地方自治機関)を中心に自由主義改革が拡大。 革命運動を宥めるために、皇帝自らが自由主義政策を取ることもあったが、専制への反動も耐えなかった。 自由主義政党として勢力を持ったブルジョワジー主体の立憲民主党(カデット)は 二月革命にて一時的に権力を握るが、その野望は叶わず。十月革命によって、自由主義改革は敗北する。

「革命と比べれば、自由主義改革なんて可愛いものでしょう?」



 © 2010 bsag.web.fc2.com All Rights Reserved.
inserted by FC2 system