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虚無主義 (ニヒリズム/Нигилизм)*
愛 称:ヒル(Гил)
誕 生:1860年代
性 別:女 | 見た目年齢:20代前半 | 身 長:170cm
ツルゲーネフの小説『父と子』を発端に1860年代頃にロシアの知識階層の間で流行した、既存の権威や権力を認めず、否定するという革命思想。
ニヒリズムそのものの運動はなかったが、ナロードニキといった当時の革命運動に大きな思想的な影響を与えた。
「そうか、お前もバザーロフ…つまりは俺と同じということか。」
*ロシア語のカナ読みだと「ニギリズム」が正しいのですが、大分後になってその事に気付いたので、愛称「ヒル」と共に、日本語表記はこのままにすることに。
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人民主義 (ナロードニチェストヴォ/Народничество)
愛 称:ナロ(Наро)
誕 生:1860年代
性 別:男 | 見た目年齢:20代後半 | 身 長:181cm
「ヴ・ナロード(人民へ)」のスローガンから命名された思想or運動。
スラブ主義や西欧主義、無政府主義に刺激され、
ロシア伝統の農村共同体ミールの発展をした上での社会主義化を目指した。
運動の中心はかつて西欧主義の立場をとった知識人(インテリゲンツァ)であった。
農民への接近と宣伝を行った「土地と人民」の運動は、農民の不理解と、
政府の弾圧によって失敗。
次に活動的になった「人民の意志」は、テロを行った活動を中心としたが、やはりこれも失敗。
ナロードニキ運動は結局失敗に終わったが、思想自体は受け継がれ、
後の革命家や革命運動に大きな影響を与えたことで評価されている。
「人民に、土地と自由を。それが叶うのなら、私の犠牲は問わないさ。」
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無政府主義 (アナルヒーズム/Анархизм)
愛 称:アナ(Ана)
誕 生:1840年代
性 別:女 | 見た目年齢:20代後半 | 身 長:168cm
バクーニン派の無政府主義。その現れこそは1840年代頃であり、
革命前のロシアには無政府守護の政党や運動は生まれなかったが、
ナロードニキ運動に強い影響を与え、その運動の根底的要素となっていた。
人民の持つ社会主義的要素を信じ、また「国家」というものの存在を一切認めない。
無政府主義は、90年代頃にさらに広くロシアに浸透。
社会主義革命においてプロレタリア独裁の必然性を謳うマルクス主義とは対立する。
また革命後においては、レーニンらによるボリシェヴィキの
独裁体制に対し強く非難し、反抗をした。
「例え臨時であろうが、一時的にだろうが、私は独裁を断じて赦はしない!」
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宣伝主義 (プロパガンジーズム/Пропагандизм)
愛 称:パガ(Пага)
誕 生:1860年代
性 別:男 | 見た目年齢:20代半ば | 身 長:176cm
ナロードニキ運動の中でも、非急進的であり、
人民に対し社会主義・革命思想についての宣伝を行い、
その上で革命を起こそうとする主義・運動。いわゆる穏健派。
秘密裏にパンフレット(宣伝文章)を印刷し、公布した。
宣伝を効率よく行うためにと、「土地と自由」という結社が設立された。
宣伝活動は地道に結果をもたらしつつあったが、多くの革命家が流刑などに処され、
成功には至らなかった。
「地道でいい、多少の時間が掛かってもいい、人々に革命の意志を!」
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ジャコバン主義 (イカビニーズム/Якобинизм)
愛 称:ビニー(Бини)
誕 生:18世紀末
性 別:男 | 見た目年齢:20代半ば | 身 長:179cm
ロシアのジャコバン主義。トカチョフに代表される、ナローニキ運動の過激派。
"ジャコバン"と言うのは、フランスのジャコバン派(ロベスピエール)から由来する。
エリート集団による武力的革命を推奨する。
1880年代以後、ナロードニキ運動そのもののと共に終焉するも、
のちにレーニンによって評価され、継承されたと考えられている。
「俺たちのすべきこと、それは武器を手に取って革命を起こすことだろ?」
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テロリズム (Терроризм)/赤色テロル (Красный террор)
愛 称:テル(Терр)
誕 生:18世紀末
性 別:男 | 見た目年齢:20歳前後 | 身 長:167cm
テロルが反政府、または社会主義勢力が用いる時は「赤色テロル」と呼ばれる。
革命のためには迅速かつ強引な手段が必要であるとし、
ナロードニキ運動の過激派は赤色テロルを提唱した。
宣伝主義や「土地と自由」の失敗、
そして何より革命家達の大量逮捕と極刑に直面し、
テロリズムを信望する「人民の意志」は多数派に。
5度の失敗を経て、皇帝アレクサンドロス2世の暗殺を実行せしめたが、
その暗殺をもっての革命は成し得なかった。
テロリズムという暴力を持っての革命は、後の革命政党(エス・エル)や、
十月革命後の社会主義政権にも用いられ続けた。
「言ってもわかんねェなら、力に訴えるしかねェだろうがよォ!」
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