急進主義 (Radicalism)
愛 称:ラディク(Radic) 発 祥:18世紀後半

語源としては18世紀後半に登場する。 1859年に自由党が結成される際、急進主義者たちはホイッグと合流した。 国制の根本的な改革を要求する立場であり、その中心は中産階級であった。 自由=労働党の時代である19世紀後半では、労働者階級からも支持されていた。
自由=労働主義/リブ=ラブ主義 (Lib-Labism)
愛 称:リブラブ(Liblab)  発 祥:1850年代

当時の「自助の精神」に基づき、労働者階級は直接的に政治に介入することを望まず、 自由党を頼りにして自らの政治的な要求を叶えようとした。 その考え及び立場のことを自由=労働主義と呼ぶ。 他方で自由=労働主義の労働者たちは、独立した労働者の党については懐疑的であった。
労働組合会議 (Trades Union Congress/TUC)
愛 称:トルク(Truc)  創 立:1860年代

英国内の多くの労働組合が加盟したナショナルセンター。 当初は自由=労働主義とよばれる、「自助の精神」に基づく自由放任主義を志向し、国家による組合活動への介入を嫌っていた。 そのため、労働者による政治活動や政党の結成には消極的であり、 政治的要望は自由党を介して叶えるスタンスを取っていた。 1880年代以降、新組合主義の浸透や自由党の失策など、 さまざま状況の変化から、立場を変える。 1900年に労働代表委員会に代表を送り、労働党の結成の一躍を担うことになった。
新組合主義 (New unionism)
愛 称:ニュニー(Nuny)  発 祥:1880年代

1880年代頃に起きた、不熟練労働者たちを中心に怒った労働運動。 それまでの労働者同士の相互扶助ではなく、 交渉や労働争議によって状況の改善を求めようとする姿勢。 社会民主連盟のトム・マンやJ・E・バーンズがその旗手とされる。 新組合主義を掲げる労働組合は、 既成の自由党、または保守党に期待を寄せず新しい労働者たちのための党を望んだ。



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