表現主義:エクスプレッショニズム (Expressionism)
20世紀初頭、ドイツを中心に興った芸術運動。 印象主義や自然主義に対する反動から、内面の主観的な表現に主眼をおいた。 初め、キルヒナーやカンディンスキーらによる絵画運動として展開され、 第一次大戦後は文学・音楽・映画・演劇などにも及んだ。

愛称:エレ (Ere) | 誕生:20世紀初頭のドイツ
自己主張が激しく、自分の意見は言わずには気がすまない肉食系女子。 他人にまで自分の意見を求める訳ではなく、むしろ面倒見はいい姉御。 隠し事がすこぶる下手。

「あるがままに、思うがままに!それが芸術でしょう?」

野獣主義:フォーヴィスム (Fauvisme)
野獣派とも。 20世紀初頭、フランスに興った絵画の流派。 激しい原色の対比、大胆な筆致といった特色から、色彩の革命と言われる。 マチス、デュフィ、ブラマンク、ドランなどが代表的。 その芸術がまるで「野獣の檻の中にいるようだ」と言われ、この名前が付いた。

愛称:フォー (Fau) | 誕生:20世紀初頭のフランス
いつでも元気いっぱいな全力娘。嘘は付けないんじゃなくて、付かない。 難しいことはちょっと苦手。

「ぼく、野獣みたいって言われたけど、襲ったりしないよ!」

立体主義:キュービズム (Cubism)
立体派とも。 20世紀初めに、フランスを中心に興った美術運動。対象を複数の角度から幾何学的面に分解し、再構成する技法を創出。その芸術性は形式の革命と言われるとともに、現代抽象美術に大きな影響を与えた。ピカソ、ブラックらが代表。

愛称:キュー (Cu) | 誕生:20世紀初頭のフランス
やや上から目線で嫌味っぽい頭脳派。小難しいこと言ったり、ちょっと戸惑わせたり困らせてみるのが好き。

「なるほど、君にはこの絵は難解すぎるようだね?」

オルフィスム (Orphism)
1912年頃からロベール・ドローネーを中心にして始められた芸術。 名称はギリシア神話の音楽神オルフェウスにちなむ。 キュビスムを取り入れながらも、その形体重視・色彩排除という点に反し、明るく豊潤な色彩を導入した。 また未来主義の影響のもと、色彩と形体の組合せにダイナミックな運動感を導き入れ、画面に音楽的なリズムと旋律を持つ。 色彩の音楽的、詩的イメージを具体的対象から離れて純粋に追求したオルフィスムの絵画は、カンディンスキー、モンドリアンと並んで抽象絵画の出発点にもなった。

愛称:オル (Orph) | 誕生:1912年のフランス
キュー(キュビズム)の妹的存在。ただキュビズムとは一緒にはされたくないので、 キューにはわりと反発している。でもなんやかんや尊敬もしている。歌が上手。

「全然違うんだから!キュビズムと一緒にしないでよね!」


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