ロシア形式主義:ルスキー・フォルマリズム
(Русский Формализм)

英語表記は「Russian Formalism」。 1910年代半〜20年代末の間、ロシアで文学研究者や言語学者たちを中心として展開した運動。文学作品を自立した言語世界として捉えるとともに、言語表現の方法と構造の面から文学作品を解明することで、文学固有の批評原理の確立を目指した。 ヤーコブソン曰く「文学に関する学問の対象は文学ではなくて、文学性、 つまり、ある作品をして文学作品たらしめているものなのである」。 ロシア形式主義は、ロシア未来主義を理論的に擁護した。

愛称:フォル (Фор/For) | 誕生:1910年代半ばのロシア
独特な喋り方を好んで使う。口下手な相方(ロシア未来主義のトゥリ)に代わって、喋りが得意で代理的なこともよくしてる。

「いやはや、"言葉"というのは実に面白いとは思わないだろうか?」

光線主義:レイヨニズム (Rayonism)
       ルチズム(Лучизм)

1913年、ロシアの美術家ラリオーノフによって唱えられた絵画思想。 物体に反射する光の表現を追求した。 レイヨニスムは、キュビスム、未来主義、オルフィスムの特徴を受け、 具象もしくは完全なる抽象化へと進んだ(作品に幅がある)。 具象も抽象も画面は筆触により、光線と呼ばれる斜線が強められている事が特徴。 主要な芸術家が1914年にロシアを離れ、終結した。 芸術運動としては短命に終わったが、大きな影響を及ぼした。

愛称:レイ (Ray)/ ルチ(Лучи) | 誕生:1913年のロシア
意志が強く、真っ直ぐ前向き。身体はあまり強くないが、頼もしい性格をしている。

「光があるからこそ、私たちは生きれるし、私の芸術も活きるんだ!」

至高主義:シュプレマティスム (Suprematism)
     スプレマチズム(Супрематизм)

絶対主義とも訳される。 1915年にロシアにおいて、キュビスムと未来派の影響を受けたクボ・フトゥリズモ(立体未来主義)の集大成という位置付けで、カジミール・マレーヴィチが主張した。その内容は「絶対象」という意味で、禁欲的で完全なる抽象絵画であり、 抽象性を徹底した絵画の一形態。抽象絵画の1つの到達点ともいえる。

愛称:シュレ (Sure)/ スプレ(Супре) | 誕生:1915年のロシア
言葉がほとんど抽象的すぎて分かる人にしか分からない。 感情の起伏も少なく、あまり顔にも出ない。謎が多い。

「どどーってなって、ぱわぱわして、シャリシャリになったの。」


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