線主義:ライニズム (Linism)
       リニーズム(Линизм)

1919年頃のロシアで、アレクサンドル・ロトチェンコによって主張された前衛芸術。シュプレマティスムの主題となっていた絵画における色彩を否定し、線による描写・構成を重視した。線主義はロシア芸術が無対象から対象へと向かう中の一例ともみられる。

愛称:リニ (Lini/Лини) | 誕生:1919年頃のロシア
しかめっ面が常態。愛想がない。なんでもストレートに言うのでデリカシーもない。

「色が多すぎて目が痛い。どうにかしやがって下さい。」

構成主義:コンストラクティヴィズム (Constructivism)
(Конструктивизм)

キュビスムやシュプレマティスムの影響を受け、1910年代半ばに始まったロシにおける芸術運動。絵画、彫刻、建築、写真等、多岐にわたる。 1917年のロシア革命のもと、新しい社会主義国家の建設への動きと連動して大きく展開した。 抽象性(非対象性・幾何学的形態)、革新性、象徴性のほか、 平面作品にとどまらず、立体的な作品が多いことも特徴とする。

愛称:ラク (Ruc/Рук) | 誕生:1910年代のロシア
なんとなく後輩属性だけど結構なんでもできるマルチタイプ。世渡りも上手い。

「オレ達前衛派の栄華は、死んでなんかない!」

生産主義:プロダクティヴィズム (Productivism)
     プライズヴォツトヴィンニチェストヴォ(Производственничество)

生産芸術とも呼ばれる。1917年のロシア革命に伴って生じた、芸術家の活動を作品制作から工業生産へと移行させようとする芸術の動向。手工業的なブルジョワの工業生産から、高度な技術を用いた集団的大量生産への移行を主張した。構成主義と深い関わりを持つ。

愛称:ダクト (Duct)/ プライズ(Произ) | 誕生:1920年代のロシア
プロレタリアート気質の高い働き者。ラクの相棒的存在。

「機能性に溢れた芸術!これこそ芸術の頂点さ!」

社会主義リアリズム
:サツリアリズム(Соцреализм)

その始まりは、ゴーリキーの『母』(1907年)ともされる。 スターリン支配下の元、1934年にソ連の国家芸術として唯一認められた芸術。 それ以前のロシア・アヴァンギャルドの終止符を打った芸術ともされる。 社会主義やソ連の歴史賛美などを内容にするため、どれもありきたり。 スターリン死後、批難されるもソ連崩壊までは国家芸術であった。

愛称:サリア(Сореа) | 誕生:20世紀初頭のロシア
感性が希薄で、機械的。いつも顔は笑っているけど目が死んでいる。 ソ連が崩壊しても、社会主義やソ連を称え続けるが、現実が見えてるのか見えてないのかはよく分からない。

「私ハタダ、社会主義ト祖国ヲ称エル事ダケガ役目ナノ!」


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